新規就農に必要なモノ
新規就農と言っても農家の家系と非農家からの就農があると思いますが、うちの場合は後者の非農家からの新規就農です。この投稿は農家の家系の方からすれば関係ない話になる間もしれません。
2015年に就農したころとは状況はだいぶ変わったみたいで古い情報にはなるけど、その辺はご了承ください。
※一部には自分でも達成できていないものにあります。
当たり前ですが非農家の人には土地、農具、人脈などのように農家が当たり前のように持っているものは持っていないところからスタートします。
自分の場合は必要だなぁって思ったモノは以下のような感じになりました。
お金
やっぱりお金は大事です。就農する時にいくらぐらい必要か聞かれることがありますが、あればあるだけと答えたいところです。
ゼロから農業をする場合は播種から収穫までに最短でも1ヶ月くらいは必要になります。高収益の作物を目指すともっと時間がかかります。
基本的には収穫までに必要な肥料、種苗、農薬は購入した翌月の引落しになっていて、その間は自分の生活費もかかります。(農協は事前に申し込めば、支払いの時期の調整はやってもらえる場合もある)
初年度は特に出費は多いものです。
最低でも1年か2年は貯金だけで農業経費と生活費を賄えるお金があることをお勧めします。
目指す農家の規模と自分の生活スタイルに合わせて貯金しましょう。
対象だったら農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)なども活用するといいかもしれません。

農地
全国的にも農地はあり余っているイメージで、あちらこちらに耕作放棄地があるので簡単に借りられると思いがちですが、そううまくいきません。
農地を持っている知り合いがいる人は別ですが。まず、どこの誰かも知らない人には誰も貸してくれないです。耕作放棄地になっているのにはそれなりに理由があるのかと思います。
貸してくれる知り合いがいなければ、地元の農地バンクを検索してみましょう。
農地バンクに登録されている農地は少なかったり条件が悪かったりしますが、簡単に借りることができます。
農地バンクがだめなら農協に相談しましょう。
自分は最初に農地バンクで約35aの畑を借りて農業を始めました。動物園状態でイノシシやサルの被害がひどい場所でした。
実績を積めば地主さんや地元の方々から農地を紹介されるようになり、あっという間に農地は増えます。(逆に断ることも…)

機械
家庭菜園なら鍬一本でできますが、農業となると生活していかなくてはいけないので農業用機械は必需品です。栽培規模と栽培品目によって違うが、我が家の場合。(田畑3haちょい)
最低限必要な機械は↓↓
馬力は面積の規模に応じて購入
必ず栽培品目対応したアタッチメントがつけられるか確認
最終的には細かい作業をする20馬力程度のものと、すばやく耕すことができる30馬力の大型のものを2台以上持ちが理想。
野菜作りには必需品
畝間の中耕は重要な作業で、酸素の補給と除草の役割もある
株間を耕耘する小型のものもあると便利
農薬散布用と除草剤散布用は必ず使い分けるので2台は必要になる
有機栽培の場合でも干ばつ時の水やりで必要になる(水源がある場合はスプリンクラー)
トレイや機械を洗うのにも便利
周りの農家と円満にやっていくには草刈りが重要です
特に田んぼや隣に別の農家がいる場合はこまめに草刈りをすることをオススメします
適用範囲でも除草剤を使うと怒る人もいます
本物の農家は自分で苗を作る
広大な面積があり、使える予算もたくさんあるなら、毎回苗を購入した方が手間がかからなくていいですが、小さな農家なら50㎡くらいのハウスを建てるといいです
簡単に作れるやつならホームセンターで20万円弱くらいで売られている
キャベツで換算すると苗を買う場合は10aあたりの苗代が5万前後、自分で苗を作ると種と培養土を買っても1万5千程度で済みます
※価格は正確ではないおおよその価格です
農業始めるなら軽トラだ!って思ってたけど、栽培面積が少し大きくなるだけで軽トラでは間に合わなくなります。意外と軽トラではできないことが増えていきます。
最低でもトラクターが載せられる1tトラック以上があると大体のことはできます
直売所やお店に配達するのには軽バンもあるといいです
※小さくて販売単価がめちゃくちゃ高い作物を作っているのなら軽トラだけでもできそうですが…
人力でできるけど、予算があるなら ↓↓
- 肥料散布機>>手作業と雲泥の差
- 野菜移植機>>長時間の手植えは腰に来ます
- 掘り取り機>>スピードが違います
- 野菜洗い機>>根菜類必需品
- 野菜運搬車>>重量葉物野菜には必須
農機具は自分でメンテナンスできない限りは中古はお勧めできないですが、自分は機械イジリが好きなのでヤフオクを活用しています。
農協に相談すると引退した農家からのおさがりを紹介してもらえることもあるし、お得な補助金の情報も教えてもらえます。
注意点としては、米の販売である程度の売り上げを考えている場合以外(自家米のみ)は米作りには手を出さない方が出費は少なくなります。少ない量で籾摺り乾燥を業者に依頼すると嫌がられ、仕方なく自前で籾摺り機や乾燥機など買わなくてはいけなくなります。米作りは達成感もあり作業が楽な分、機械なしでは成り立たないです。

倉庫
納屋付きの古民家を借りて就農できたなら問題ないが、我が家みたいに15km離れたところから通うことになると農業用の倉庫が必要になります。
あった方がいい理由↓ ↓
盗難防止に鍵付きの倉庫がベスト
田舎だから大丈夫と思わない方が良い
地域によっては段ボール箱の汚れ防止で出荷時の圃場詰めが禁止のところもあり、一旦コンテナに入れて倉庫に持ち帰って箱詰めしなきゃいけなくなることがある
冬場の根菜類の洗い作業をするときは屋内の方が良い
貯蔵できる作物の保管。乾燥、キュアリング等の一時保管。
※ネズミや小動物対策は必須
自分の居場所。周りの農家が遊びに来てくれることで情報交換や交流の場になる。
役場や農協の職員との待ち合わせ場所にも良い。
どうしてもいい物件がない場合は、借りている畑に海上コンテナの設置かパイプハウスを建てる。
ハウスは盗難被害に注意
労働力
一人農業はかっこいいイメージがあるかもしれないけど、一人でやって稼げるお金には限界があります。
就農初期からパートさんを雇うにのはハードルが高いし、パートさんを雇っても自分自身の技術が未熟で失敗に終わる可能性もあります。
可能なら就農前に家族に相談して、収穫時とか忙しい時期だけでも助けてもらえるようにお願いをしておいた方が良いです。特に親には、ボケ防止にもオススメ。
パートナーか配偶者がいるなら生活が安定するまでは、共倒れにならないように安定した給料がでる仕事についてもらうのが安心ですが、最終的には夫婦で楽しく農作業ってのも理想ですよね。




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